起業するか、サラリーマンのままで生きるかという話の結末は、最後はここに収斂される。起業するときのいちばんの不安は、客がいるかどうかである。およそ世の中の商売で、客がいなくて成り立つものは一つもない。逆にいえば、きちんと客がついてさえくれれば、どんなビジネスも必ず成功するのだ。起業して、もしA社に取引を断わられたら、バカヤロウと喧嘩して、B社と提携すればいい。起業した人は、世の中にゴマンといる客のすべてとつきあわなくても食っていけるのである。
(参考サイト)
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新商品をつくったとき、三越が扱わないといっても、高島屋がいいねといってくれたら、とりあえずは大丈夫。ついでにイオンも契約してくれたら、左ウチワだ。全国の高島屋とイオンで商品が売れたら、他のデパートやスーパーも黙っていない。うちにも置きたいというに決まっている。ところが、サラリーマンの決定的な悲しさは、直属の上司がノーといったら、それがいかに理不尽なことでも、したがうしかないことだ。といっても、私は、みんなこぞって起業しようといっているわけではない。起業に向く人と向かない人がいるのは、もちろん私にもわかっている。しかし、たとえサラリーマンとして生きるにしても、自分の生殺与奪権を握っている上司に見放されたら終わりというのでは、あまりに情けない生き方だと思うのである。上司に自分の将来を握られているサラリーマンではなく、上司の行為があまりに理不尽だったら断固として拒否し、場合によっては転職し起業も辞さないようなビジネスパーソンであってほしいのだ。
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