鑑定の難しさは、宝石だけではない。絵画などの美術品とか、骨とう品の場合でも同じである。値段に関しては、たとえば、著名な画家の絵であればメーカー表に価格が掲載されているので、それなりの扱いは可能である。が、本物かコピーかの見分けとなると、やはり鑑定眼が要求される。「そういう場合は、質屋さん仲間にもそちら方面に強い人がいるんで、いま、こういう商品がきているんだけど、どれくらいの価値があるんですかって電話で聞くんですよ。ちゃんと教えてくれますから。だけど、絵は何度かコピーをつかまされているんで、正直いって儲けたことがないです」また、特別な商品知識や技能がないと、査定ができないものもある。たとえば、カメラやパソコン、OA機器関連、時計などは、その操作・機能に関する知識と、ある程度の経験がないとなかなか扱いづらい。物によっては商品マニュアルがあるので、それにしたがえば、買い取り・仕入れができないことはない。が、それでは迅速な対応ができず、利用客を待たせることになる。せっかくつかみかけた顧客を、逃してしまう結果にもなりかねない。
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